森の健康をとりもどす

国土の2/3を占める森林。
その半分が人工の森。人の暮らしと密接につながっている森です。
その人工林の木が適切に利用されず、森の荒廃が進んでいます。
これは産業の衰退にとどまらず、空気や水の浄化や災害の防止など、
森が本来持っている機能を失うことを意味しています。
人の暮らしと森が密接につながっていたかつての時代を参考にして、
もう一度森の健康をとりもどす必要があります。

森とつながる家づくり

当会では安曇川の源流域である朽木の森の木をはじめとする滋賀県産の木を
手刻みでつくる家づくりを実践しています。
また家づくりに関わる様々な職能人の顔がみえることも大切にしています。
森の仕事体験などのワークショップやモデルハウスもりいえでのセミナーを通じて、
森と暮らしのつながり、木の家のよさを実感してください。

将来につなげたい「木の文化」

建具屋の祖父の家に生まれたので、木の香りに包まれて育ちました。
設計の修行時代、木の香りがしない木の家に携わってこれはまずいと感じました。
このままでは木を扱う技術が消えてしまうと思って独立すると、
導かれるように安曇川流域・森と家づくりの会のメンバーに出会いました。
自分が危機感を抱くずっと前から木の文化の継承に人生を掛けた人たちがいたことを知りました。